diaryArchive "sakai"
男の髪型
- 2015.06.12 17:17
- beauty
good hairを始めるにあたって僕はあたりまえだが男性なので男性目線での男性へのアプローチです。
モテ髪とか興味ありません(ちなみに女性の髪型でも)モテたくないとか、僕が切ったらモテない笑・・・とかでもないです。
世間で言う、フェミニンな感じのいわゆるモテ髪とか言われてるようなやつのことです。
モテ髪に関してはOFFとしてはって方が正しいですね。
話を戻すと大体の女性はボウズとロン毛は嫌いです。
あと極端な刈り上げも。
でも女性のアドバイスは大体、的を得ているのも事実です。
この時点でも髪型って難しいね・・・笑
ワタクシごとだけど振り返れば、中学時代は校則で坊主頭が定められていたため、ずっとなんか物足りない学生生活を送っていた気がする。
校則で坊主頭??って今聞くといつの時代ですか?って感じだけど今から25年前は田舎の中学なら割とあたりまえだった。
卒業が近づくと学校側も高校生に向け多少ゆるくなり、不満に満ちた生徒は髪を伸ばし始める
その当時おしゃれボウズなんてものは微塵も存在しないので少しでも丸みから解放されたいので
行きつくのは角刈りかスポーツ刈りのどちらか・・・笑
ちなみに僕は角刈り派!なぜ?と聞かれてもうまく答えられないけど、おそらくスポーツ刈りのあの前髪だけが長いのに3枚目感を感じていたのかもしれない・・・
そして高校生。
しかし坊主頭ではないにしろ、ものすごく校則の厳しい学校だった。
パーマ、カラーなんてダメに決まってる。前髪が目にかかったらダメ、サイドも耳にかぶったらダメ。
それでも中学でのことがあるからそれにくらべればパラダイス。
高2か3の頃かな、真ん中分けのツーブロックが流行り出した。当然やります。
そしたらなんとツーブロック禁止だと・・・検査に引っ掛かり直してこいと。
当然ツーブロックで中が刈りあがってるから繋げるとなるとせっかく伸ばした上の髪、さらさらの上の髪が無くなった・・・
少しでも長くしたい気持ちでいっぱいの高校時代だったのに毎度のように頭髪検査に引っ掛かり目をつけられたため
やりたい髪型もできずまた不満に満ちた生活を送った。
高校も卒業が近づくとゆるくなりはじめる。チャンスと僕はバッサリとショートにしてピンパーマをかけた。
髪が決まらないと遅刻してでも家を出ないという、まわりから非難されそうな髪型命男子だった僕は美容学校に進んだ。
美容学校。
美容師になるための学校。どんな素敵な髪型♪ができるのだろうと思いを馳せた。
しかし、その美容学校は校則が厳しく、なんと頭髪の長さまで指定されていた・・・
なぜかというと、相モデルといって生徒同士がお互いの髪の毛を使ってより実際の美容の仕事に近い形をと導入したもの。(今は廃止されてます)
その髪型は90年代初頭なのに70年代風のハイレイヤー(美容師と美容学校生は分かると思うけど国家試験のウィッグの髪型)
って聞くと今でこそ聞こえは良いが当時ロン毛は江口洋介のワンレンが主流っていうかイケメンじゃないとロン毛ダメでしょの時代。
悪夢の6年間を過ごして来たのに、さらに1年この悪夢が続くのか・・・なぜこのような試練をお与えになるのか・・・・
この1年の間も頭髪の校則を何度か破り、始末書を書かされ、次やったら退学と告げられた・・・笑
そんなこんなで髪型に制限を設けられ、その中でいかに格好良くセットするかに情熱を注いで来たので(女性のみなさん、やっぱり嫌ですか?こんな男性)男性の髪型には僕なりのこだわりがあります。
シルエットが良く、扱いやすく、長持ちして、さらっとオシャレ♪(ちと恥ずかしいが)
もちろんどの美容師、理容師も目指してるところです。
でもこれが一番難しいです。
始めも終わりも難しいってね・・・だからおもしろいんです。
「goodhair」始動
- 2015.06.12 17:17
- beauty
[good hair 2015]
男の人の髪型も今は多種多様
その時代とキャラクターに合った髪型は最高です。
サンプルになる男性の髪型を僕のお客さんに協力してもらい
年数をかけて定点観測をしたいと思い、男性髪型標本「good hair」なるものを始めました
同じ場所で同じ向きで無表情に捉える写真は失礼ですが昆虫標本を作る気持ちと重なります。
ずっと眺めていると昆虫にすら見えてきます。笑
ヘアカタログとしても機能するものなので、catalogページでも少しずつ、紹介していきたいと思っています。
BGM20150530 / Journey Through the past
映画「インヒアレント・ヴァイス」のサントラに大好きなこの曲
neil young
70年代の浮遊感はいい
14周年を迎えました
おかげさまで14周年を迎えることができました
代官山に移転して2年半が経ち少し気持ちに落ち着きが出ました
今回はそのお祝いをスタッフで過ごそうと思い
みんなで一日を共有することに
3部構成にした第1部はお店のバルコニーで手作りランチ
<メニュー>
グリーンサラダ 野菜の浅漬け 鶏の唐揚げ アボカドディップ
サンドウィッチ2種類
(チキン、セロリ、レーズンのカレー風味)
(イチゴ、キウイ、パイン、黄桃のフルーツサンド)
みんな料理が上手で毎回感心する
泉ちゃんちょっと顔色悪いね・・・
実は前日から急性胃腸炎になり、頑張って来たんだけどね・・1部でダウン・・・残念
ランチの後はコーヒーブレイク
第2部は代官山蔦屋まで散歩し好きな本を選びのんびり過ごす
<book select>
左から
早津 X-Knowledge HOME
酒井 伊丹十三記念館 ガイドブック
村島 地平線の相談 細野晴臣 星野源
岡本 夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル
大熊 世界から猫が消えたなら 川村元気
泉 (おそらく自宅で寝てる)
広い蔦屋で15分で選ぶ出会いと思考、面白いですね
さてコーヒーブレイクの後はお店に戻り
第3部 OFFシネマへようこそ
<上映作品>
1991年フランス映画
レオス・カラックス監督 「ポンヌフの恋人」
前々から使いたかったちょうど良いこの壁
92年日本上映当時 上は酒井17歳 下は岡本3歳だった・・・
世代を超えジュリエット・ビノシュの髪型の可愛さに悶絶するOFFスタッフ一同(泉ちゃんも追って観るように)
以上の3部構成でした。
普段、同じの職場で過ごして共有してるつもりでも、なかなかしきれていないもの
仕事モードから少し離れて<食、思考、感性>を共有してこれからますます頑張って行ってほしい彼女らに何か感じ取ってもらえれば良かったと思います。
来年の15周年はみなさんに何かできたらと思っております。(最近CDないですねとちらほら言われ始めた・・・)
これからもOFFをどうぞよろしくお願いいたします。