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バグダッドカフェ
- 2017.06.22 11:11
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お店の一角にあるスクリーンに月一ほどで、入れ替えて映画を流しています。
道玄坂にお店があったときからなので、知ってる方も多いですよね。
それでも、シャンプー台に座るときくらいしか目がいかない方も多く、よくそんな話になります。
前回は、LEONを流していたので営業中ですがスクリーンの前で足を止めて
じーっと画面に夢中になっちゃってました。
そのあと流していたのがこれ。バグダッドカフェです。
私が最初に見たのはここ1,2年で、お店で何回か流していたので内容はなんとなくわかっているつもりでしたが、
音が入るとやっぱりイメージが全然変わるんだなーと思ったのを覚えています。
日本での公開が1989年。私が生まれたころだとは、、!
なんてことないストーリーですが、とても気分がよくなって終わる映画です。
冒頭で流れるcalling youにキュンとしたり、
バグダッドカフェの家主のブレンダがどことなく地元の友達にそっくりだったり
黒人さんの優しそうな青年はだいたいピアノが弾けるよねと思ったり。
最近は大作系の映画に偏って見ていましたが、やっぱりミニシアター系もいいですね。
天使の涙
- 2017.05.31 15:15
- cinema
最近また、いくつか映画を借りて観るようになりました。
そのなかのひとつ。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」がすごく好きで
借りたのは同じ監督の「天使の涙」。
恋する惑星では映像がきれいで色調がポップで
内容も希望にあふれた感じのストーリーなんですが
天使の涙は色調ははポップでも内容はどこか暗さのあるものでした。
話の中に登場人物が何人かいて、
一人ずつストーリーがありそれが交錯していく。
みんなそれぞれ孤独でさみしさを抱えているのです。
そんな内容ですが、劇中の音楽と映像が暗さをそこまで感じさせません。
その絶妙な雰囲気がすごく好きです。
恋する惑星でもそうでしたがこの作品にも
若かりしころの金城武が出ています。
昔よく日本のドラマで見てた頃は
台湾と日本のハーフだということを知らなかったので
流暢な中国語がなんだか不思議な感じ。。。
とはいえ今も昔も本当に変わらずかっこいい。
金城武演じるモウは、幼いころに賞味期限切れのパイン缶を食べ過ぎたせいで
話すことができなくなったという、なんだか不思議な役柄です。
ウォン・カーウァイ監督が描く香港は鮮やかでネオンが綺麗で、
いつ観ても香港に行きたい気持ちになります。
最後に、特に好きだったエンディングを。
ちなみに曲が始まるのは2:42~です!
雨の日の映画館
- 2016.09.30 20:20
- cinema
9月はずーっと雨がちらつく天気でしたね。
この写真は、大雨の日の早朝に撮ったOFFの一角。
土砂降りだったけど、お店につく頃には一度雨も上がっていて
空気が透き通った感じがして、少し入る日の光もきれいでした。
雨の日の休日は映画を観ることが多くて、お家でも映画館でもたくさん見た気がします。
この日も雨が降る中、銀座の映画館に行ってきました。
悪天候のせいかお客さんは私たち含めて4人。なんだかとてもラッキーな気分でした。
大きな画面を独り占めするくらいの感じってなかなか体験できないですよね。
ちょっと行儀の悪いことをしてしまいそうでした(笑)
映画は"始まりはヒップホップ"とういう、海外の小さな南の島に住む平均年齢80歳前半の
ダンスグループのお話です。
ドキュメンタリーで、おじいちゃんおばあちゃんの今までの人生と、ダンスに出会って変わったこと
コンテストへの挑戦などが描かれているんですが、ダンスは年齢関係ないですね。
みんな目がキラキラしてい眩しかったし、学生時代ダンスをやっていた私も、
どこでテンションが上がってるのかわからなくなりそうでした。
学生が無邪気に踊っている姿にさえこんなときあったなーとまた感動していました。
心が熱くなっていたのはわたしだけではなかったようで、一人で見に来ているおばあちゃんがいて、劇中のおばあちゃんたちと同じぐらいの。
ダンスシーンなどでノリノリになっている姿がなんか一緒に思えて微笑ましかったです。
おばあちゃんがひとりで映画館に来ているとういうことも珍しく思えてしまいますが
お客さんが少ない分、どういう人が見に来ているんだろうと気になってしまうんでしょうね。
単館映画だとありえそうですが、なかなかない体験をしました。
oh boy
- 2016.09.30 19:19
- cinema
日本名は コーヒーをめぐる冒険
この映画は主人公が大小色々なトラブルに巻き込まれながら
コーヒーを一杯飲みたいだけなのにあと少しのところで飲めないという
災難な青年の数日にスポットを当てた映画です。
この主人公演じるトム・シリングのヘアースタイルや服装が
ストーリーが進むごとにくしゃくしゃにボサボサになっていきます。
最初のファッションとしても僕は好きですが
一番は最後のほうのやさぐれて疲れシャツもクタクタになっている
状態が好みです。
映画自体が最近には珍しくセピア色で描かれているので
服の色は定かではありませんが、それがまた味があり
シンプルなのにお洒落に感じます。
この映画の舞台がドイツなのでドイツの今の街並みをセピアで見れるのも珍しいと思います。
短い映画なので是非、観てみて下さい。
グランドフィナーレ
- 2016.06.04 15:15
- cinema
久しぶりに文化村で映画を観ました。
気になっていた映画。
でもなかなか時間取れなかったりで行けてなくて
アンコール上映でギリギリ映画館で観れました。
" グランドフィナーレ "
原題は " YOUTH "。
舞台はスイスの高級ホテル。
80歳を迎えた元作曲家で指揮者のマイケル・ケイン演じる主人公フレッドは
親友の映画監督のミックと休暇を満喫中。
英国女王から指揮者として出演依頼がくるが頑なに断るフレッド。
そこには娘にも隠していた妻との秘密があった。
ホテルに宿泊するさまざまな客出会い、少しづつ気持ちに変化がー。
映像、音楽、台詞、アルプスの景色、一つ一つのシーンすべてが美しく
久しぶりにこんな映画を観たなという気持ちにさせてくれました。
人は必ず歳を取り、老いたとき遠い過去を思い出す。
わたしはまだ "YOUTH"ーーー若い頃。
近い未来を見つめている最中。
台詞一つ一つが深くて、いろいろと考えさせられる映画でした。
DVDが出たらもう一度観たいです。