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髪は体の一部なのに伸びては切られ、ゴミと一緒に捨てられる。
- 2018.01.31 10:10
- cinema
先日観た、コーエン兄弟の映画『バーバー』で印象に残ったセリフ。
無口な理髪店の男エドの平凡な日常から、あるきっかけでどんどんと悪夢のような日々が始まってしまう・・・というお話。
このセリフは狂い始めた生活にエドが朦朧と淡々にいう言葉です。
私達も当たり前のように毎日切られる髪を集め捨てます。なんだか他人事ではない気がしました。
エドも当たり前のことに疑問を持ち変わってしまった日常に想いを馳せているのかなと私なりに思いました。

映画自体は2001年に公開されたものなのですが全編モノクロの映像で色のない分、
シンメトリーな配置の家具やワンカットづつの構図が際立って見える気がしてとても新鮮!
当時まだ15歳のスカーレット・ヨハンソンが出演しているのですが可愛いのとすでに色っぽくて驚きました。
静かにざわざわと胸を掻き立てられる映画。
お時間あるとき是非見てみて下さい!!
映画を観る
- 2018.01.17 17:17
- cinema
今年の小さな目標のひとつです。
たくさん映画を観る。
今年の年始は地元、滋賀県に帰っていました。
ここ最近のお正月は1日に映画館に行き(毎月1日は映画の日!)
おばあちゃんちに行き、母とお茶しに行ったりとダラダラ日々を過ごして
あとはひたすら家で映画を観て過ごしました。
これこそがお正月、太らないようにだけ気を付けて
これでもかってぐらいゆっくり過ごしました。。。
去年は観たいと思っている映画があってもタイミングを逃してしまったり、
あまりたくさんは観れなかったので
今回ゆっくり映画を観る時間がとれたのはよかったです。
新年早々は気持ちが暗くなりたくないのでなるべく
だらっと見ていられそうなものばかりを選んでました。
実家でAmazonプライムのファイヤースティックが導入されていて(笑)
邦画や洋画いろいろ観ていたのですが、その中で岩井俊二監督の
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
を、ものすご~~く久々に観ました。

高校生ぐらいの時に、花とアリスとかスワロウテイルとか、
岩井俊二監督の映画がすごく好きで観ていたころに観た記憶はあったのですが
大人になって改めてちゃんと見たらこんな内容だっけ、となる部分が多かったです。
まず、奥菜恵の美しさがすごい。

小学生の役なんですが、このとき14歳だったそう。
劇中のシーンで精いっぱい大人っぽい格好をして
「どう?16歳に見える?」と聞くときなんてもう、
それはもう言い表せない何とも言えない衝撃でした。

どこかミステリアスで大人っぽいなずな(奥菜恵)。
それに対してまだまだ子供っぽい男子たち。
男の子同士のやりとりも、女の子の少しませた感じも妙にリアルで。
けっこう淡々と進んでいくし終わりも衝撃のラストとかもないけど
何とも言えない、胸のあたりが暖かくなる感覚を久しぶりに感じる映画でした。
この時期の岩井俊二監督の作品は特に
少年少女にしか出せない無垢な世界観が美しいなと思います。
最近の作品より個人的にはこの時期の作品が好きです。
去年たくさんは観れなかった分、今年は気になる映画は
なるべく見逃さないようにしたいと思います。
新年明けましておめでとうございます
終わってみればあっという間の正月休み
明日1/6からOFFも営業開始です。
毎年のことですが、今年もOFFは変化を繰り返し、進化をしていきたいと思っております。
本年もみなさまどうぞよろしくお願いいたします。
私事ですが毎年年末は映画館に行っていたのですが、スターウォーズを早々と観てしまい、あまり魅かれるものがなかったので
自宅でダーレン・アロノフスキー監督の「レクイエム・フォー・ドリーム」という年末に観るには超バッドエンドなというか・・・ずっとバッドな映画を観て、
年を越してからもゼロ・ダーク・サーティ(途中で寝落ち)、ウォーキング・デッド(2話だけ)、インセプションと低ーいテンションのものが続き、
最終日の今日はようやく毛色が変わり、映画館へドキュメント映画「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」を観て来ました。
近くの本屋で「裸のランチ」の原作を見つけたので、本当は今夜もデヴィット・クローネンバーグの映画「裸のランチ」を持ってるので再度観たかったのですが、遅くなると初日にこたえるので断念・・・
デヴィット・クローネンバーグの作品は小学生の時に観た「ザ・フライ」にインパクトを受け、好きな世界観に方に傾いてしまいました・・・
20代、30代に比べたら、映画の観る本数がガタッと減ってしまった近年ですが、やっぱりいいですね。
今年は自宅での鑑賞数も上げていきたいと思っております。
あ、あと今日たまたま会ったある人から薦められた「パフューム」も近々観たいなと・・・
ヤン・シュヴァンクマイエル
- 2017.10.23 11:11
- cinema
チェコ出身の映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエル。
好きな監督の一人です。
アナログ主義でストップモーションアニメを多用し、
かなりシュールで不気味な映画を作る方です。
小さい頃からピングーやチェブラーシカなどストップモーションアニメを
よく見ていた影響か一瞬で彼の世界観に引き込まれました。
人形やはく製、肉などがアナログならでのコミカルに動く様子は
どこか可愛くもありゾッとする不思議な感覚になります。

こちらは映画『ALICE』
アリス役の少女が可愛いので一見可愛らしい映画かと思いきや
追いかけるウサギははく製でぎょろめ、
他の登場キャラクターも奇妙で少しグロテスクなものばかり。
ディズニーの不思議の国のアリスを想像してしまうと
トラウマになってしまうかもしれません(笑)
お店ではいつも映画を流しているのですが、
今はヤンシュヴァンクマイエルの『オテサーネク』です。

こちらも少女が主人公。
チェコの民話がベースの物語なのですが、
子宝に恵まれない夫婦が赤ん坊の様な形の切り株を見つけ、
生きた子のように溺愛するにつれて本当に動き出し
異常なまでの食欲で猫や人間までも襲うようになる...という奇妙なもの。
かなり好き嫌いの分かれるアクの強い作品が多いですが
CGを一切使わないアナログならではの手作り感の世界観、
ゾクゾクするカルト的な映画が好きな方にはおすすめです!
バグダッドカフェ
- 2017.06.22 11:11
- cinema
お店の一角にあるスクリーンに月一ほどで、入れ替えて映画を流しています。
道玄坂にお店があったときからなので、知ってる方も多いですよね。
それでも、シャンプー台に座るときくらいしか目がいかない方も多く、よくそんな話になります。
前回は、LEONを流していたので営業中ですがスクリーンの前で足を止めて
じーっと画面に夢中になっちゃってました。

そのあと流していたのがこれ。バグダッドカフェです。
私が最初に見たのはここ1,2年で、お店で何回か流していたので内容はなんとなくわかっているつもりでしたが、
音が入るとやっぱりイメージが全然変わるんだなーと思ったのを覚えています。
日本での公開が1989年。私が生まれたころだとは、、!
なんてことないストーリーですが、とても気分がよくなって終わる映画です。
冒頭で流れるcalling youにキュンとしたり、
バグダッドカフェの家主のブレンダがどことなく地元の友達にそっくりだったり
黒人さんの優しそうな青年はだいたいピアノが弾けるよねと思ったり。
最近は大作系の映画に偏って見ていましたが、やっぱりミニシアター系もいいですね。
