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ヤン・シュヴァンクマイエル
- 2017.10.23 11:11
- cinema
チェコ出身の映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエル。
好きな監督の一人です。
アナログ主義でストップモーションアニメを多用し、
かなりシュールで不気味な映画を作る方です。
小さい頃からピングーやチェブラーシカなどストップモーションアニメを
よく見ていた影響か一瞬で彼の世界観に引き込まれました。
人形やはく製、肉などがアナログならでのコミカルに動く様子は
どこか可愛くもありゾッとする不思議な感覚になります。
こちらは映画『ALICE』
アリス役の少女が可愛いので一見可愛らしい映画かと思いきや
追いかけるウサギははく製でぎょろめ、
他の登場キャラクターも奇妙で少しグロテスクなものばかり。
ディズニーの不思議の国のアリスを想像してしまうと
トラウマになってしまうかもしれません(笑)
お店ではいつも映画を流しているのですが、
今はヤンシュヴァンクマイエルの『オテサーネク』です。
こちらも少女が主人公。
チェコの民話がベースの物語なのですが、
子宝に恵まれない夫婦が赤ん坊の様な形の切り株を見つけ、
生きた子のように溺愛するにつれて本当に動き出し
異常なまでの食欲で猫や人間までも襲うようになる...という奇妙なもの。
かなり好き嫌いの分かれるアクの強い作品が多いですが
CGを一切使わないアナログならではの手作り感の世界観、
ゾクゾクするカルト的な映画が好きな方にはおすすめです!