diaryArchive "cinema"
新年明けましておめでとうございます
終わってみればあっという間の正月休み
明日1/6からOFFも営業開始です。
毎年のことですが、今年もOFFは変化を繰り返し、進化をしていきたいと思っております。
本年もみなさまどうぞよろしくお願いいたします。
私事ですが毎年年末は映画館に行っていたのですが、スターウォーズを早々と観てしまい、あまり魅かれるものがなかったので
自宅でダーレン・アロノフスキー監督の「レクイエム・フォー・ドリーム」という年末に観るには超バッドエンドなというか・・・ずっとバッドな映画を観て、
年を越してからもゼロ・ダーク・サーティ(途中で寝落ち)、ウォーキング・デッド(2話だけ)、インセプションと低ーいテンションのものが続き、
最終日の今日はようやく毛色が変わり、映画館へドキュメント映画「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」を観て来ました。
近くの本屋で「裸のランチ」の原作を見つけたので、本当は今夜もデヴィット・クローネンバーグの映画「裸のランチ」を持ってるので再度観たかったのですが、遅くなると初日にこたえるので断念・・・
デヴィット・クローネンバーグの作品は小学生の時に観た「ザ・フライ」にインパクトを受け、好きな世界観に方に傾いてしまいました・・・
20代、30代に比べたら、映画の観る本数がガタッと減ってしまった近年ですが、やっぱりいいですね。
今年は自宅での鑑賞数も上げていきたいと思っております。
あ、あと今日たまたま会ったある人から薦められた「パフューム」も近々観たいなと・・・
ヤン・シュヴァンクマイエル
- 2017.10.23 11:11
- cinema
チェコ出身の映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエル。
好きな監督の一人です。
アナログ主義でストップモーションアニメを多用し、
かなりシュールで不気味な映画を作る方です。
小さい頃からピングーやチェブラーシカなどストップモーションアニメを
よく見ていた影響か一瞬で彼の世界観に引き込まれました。
人形やはく製、肉などがアナログならでのコミカルに動く様子は
どこか可愛くもありゾッとする不思議な感覚になります。
こちらは映画『ALICE』
アリス役の少女が可愛いので一見可愛らしい映画かと思いきや
追いかけるウサギははく製でぎょろめ、
他の登場キャラクターも奇妙で少しグロテスクなものばかり。
ディズニーの不思議の国のアリスを想像してしまうと
トラウマになってしまうかもしれません(笑)
お店ではいつも映画を流しているのですが、
今はヤンシュヴァンクマイエルの『オテサーネク』です。
こちらも少女が主人公。
チェコの民話がベースの物語なのですが、
子宝に恵まれない夫婦が赤ん坊の様な形の切り株を見つけ、
生きた子のように溺愛するにつれて本当に動き出し
異常なまでの食欲で猫や人間までも襲うようになる...という奇妙なもの。
かなり好き嫌いの分かれるアクの強い作品が多いですが
CGを一切使わないアナログならではの手作り感の世界観、
ゾクゾクするカルト的な映画が好きな方にはおすすめです!
バグダッドカフェ
- 2017.06.22 11:11
- cinema
お店の一角にあるスクリーンに月一ほどで、入れ替えて映画を流しています。
道玄坂にお店があったときからなので、知ってる方も多いですよね。
それでも、シャンプー台に座るときくらいしか目がいかない方も多く、よくそんな話になります。
前回は、LEONを流していたので営業中ですがスクリーンの前で足を止めて
じーっと画面に夢中になっちゃってました。
そのあと流していたのがこれ。バグダッドカフェです。
私が最初に見たのはここ1,2年で、お店で何回か流していたので内容はなんとなくわかっているつもりでしたが、
音が入るとやっぱりイメージが全然変わるんだなーと思ったのを覚えています。
日本での公開が1989年。私が生まれたころだとは、、!
なんてことないストーリーですが、とても気分がよくなって終わる映画です。
冒頭で流れるcalling youにキュンとしたり、
バグダッドカフェの家主のブレンダがどことなく地元の友達にそっくりだったり
黒人さんの優しそうな青年はだいたいピアノが弾けるよねと思ったり。
最近は大作系の映画に偏って見ていましたが、やっぱりミニシアター系もいいですね。
天使の涙
- 2017.05.31 15:15
- cinema
最近また、いくつか映画を借りて観るようになりました。
そのなかのひとつ。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」がすごく好きで
借りたのは同じ監督の「天使の涙」。
恋する惑星では映像がきれいで色調がポップで
内容も希望にあふれた感じのストーリーなんですが
天使の涙は色調ははポップでも内容はどこか暗さのあるものでした。
話の中に登場人物が何人かいて、
一人ずつストーリーがありそれが交錯していく。
みんなそれぞれ孤独でさみしさを抱えているのです。
そんな内容ですが、劇中の音楽と映像が暗さをそこまで感じさせません。
その絶妙な雰囲気がすごく好きです。
恋する惑星でもそうでしたがこの作品にも
若かりしころの金城武が出ています。
昔よく日本のドラマで見てた頃は
台湾と日本のハーフだということを知らなかったので
流暢な中国語がなんだか不思議な感じ。。。
とはいえ今も昔も本当に変わらずかっこいい。
金城武演じるモウは、幼いころに賞味期限切れのパイン缶を食べ過ぎたせいで
話すことができなくなったという、なんだか不思議な役柄です。
ウォン・カーウァイ監督が描く香港は鮮やかでネオンが綺麗で、
いつ観ても香港に行きたい気持ちになります。
最後に、特に好きだったエンディングを。
ちなみに曲が始まるのは2:42~です!
雨の日の映画館
- 2016.09.30 20:20
- cinema
9月はずーっと雨がちらつく天気でしたね。
この写真は、大雨の日の早朝に撮ったOFFの一角。
土砂降りだったけど、お店につく頃には一度雨も上がっていて
空気が透き通った感じがして、少し入る日の光もきれいでした。
雨の日の休日は映画を観ることが多くて、お家でも映画館でもたくさん見た気がします。
この日も雨が降る中、銀座の映画館に行ってきました。
悪天候のせいかお客さんは私たち含めて4人。なんだかとてもラッキーな気分でした。
大きな画面を独り占めするくらいの感じってなかなか体験できないですよね。
ちょっと行儀の悪いことをしてしまいそうでした(笑)
映画は"始まりはヒップホップ"とういう、海外の小さな南の島に住む平均年齢80歳前半の
ダンスグループのお話です。
ドキュメンタリーで、おじいちゃんおばあちゃんの今までの人生と、ダンスに出会って変わったこと
コンテストへの挑戦などが描かれているんですが、ダンスは年齢関係ないですね。
みんな目がキラキラしてい眩しかったし、学生時代ダンスをやっていた私も、
どこでテンションが上がってるのかわからなくなりそうでした。
学生が無邪気に踊っている姿にさえこんなときあったなーとまた感動していました。
心が熱くなっていたのはわたしだけではなかったようで、一人で見に来ているおばあちゃんがいて、劇中のおばあちゃんたちと同じぐらいの。
ダンスシーンなどでノリノリになっている姿がなんか一緒に思えて微笑ましかったです。
おばあちゃんがひとりで映画館に来ているとういうことも珍しく思えてしまいますが
お客さんが少ない分、どういう人が見に来ているんだろうと気になってしまうんでしょうね。
単館映画だとありえそうですが、なかなかない体験をしました。