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髪は体の一部なのに伸びては切られ、ゴミと一緒に捨てられる。
- 2018.01.31 10:10
- cinema
先日観た、コーエン兄弟の映画『バーバー』で印象に残ったセリフ。
無口な理髪店の男エドの平凡な日常から、あるきっかけでどんどんと悪夢のような日々が始まってしまう・・・というお話。
このセリフは狂い始めた生活にエドが朦朧と淡々にいう言葉です。
私達も当たり前のように毎日切られる髪を集め捨てます。なんだか他人事ではない気がしました。
エドも当たり前のことに疑問を持ち変わってしまった日常に想いを馳せているのかなと私なりに思いました。
映画自体は2001年に公開されたものなのですが全編モノクロの映像で色のない分、
シンメトリーな配置の家具やワンカットづつの構図が際立って見える気がしてとても新鮮!
当時まだ15歳のスカーレット・ヨハンソンが出演しているのですが可愛いのとすでに色っぽくて驚きました。
静かにざわざわと胸を掻き立てられる映画。
お時間あるとき是非見てみて下さい!!