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漫画"PLUTO"が舞台に
漫画『PLUTO』を原作にした舞台『プルートゥ PLUTO』を観てきました。
『PLUTO』は、手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』の『地上最大のロボット』をもとに、
浦沢直樹とストーリー共同制作者の長崎尚志が執筆した作品。
キャストはアトム役の森山未來、ウラン役の永作博美や、柄本明、松重豊、などでとても豪華でした。
物語は、人間とロボットが共存する時代を舞台に、様々な葛藤を抱えながら、
大量破壊兵器になり得るロボットたちを狙った事件の解決に挑む高性能刑事ロボットのゲジヒトやアトムらの姿を描いています。
単純にこんな物語をどうやって再現するのか本当に不思議で興味があったし、
舞台で森山未來が見れる!と思って楽しみにしていました。
未来、ロボットの世界を再現するべく、舞台装置や、プロジェクターを使った演出がとても素敵で、漫画の世界を再現されていて、とてもよかったです。
あと、驚いたのは7枚の白いパネル。このパネルが組み合わされてプロジェクションマッピングのための
スクリーンになったり、タッチパネルになったり、部屋になったり、そしてテーブルと椅子にもなったりしました。
原作の絵が、映し出された時は嬉しかったし、分かりやすい!と思いました。
舞台ならではの工夫ですね。そのパネルを移動させるのはアンサンブルのダンサーです。
黒子ならぬ白子としてロボットを生きているみたいに操ったり、あんなにきれいに無駄のない動作は見ていて飽きないですね。
どこか、機械的な冷たさと静かさがとてもあっていました。
ストーリーが進むにつれ、人間とロボットの共存、どこからがロボットでどこからが人間ではなくなるのか。
感情を持ってしまったロボットは消せない記憶と記録のために一生憎しみとともに生きて行くのか。
戦争が生み出してしまった兵器は、人間、ロボット関係ないようで、
どことなく、タイムリーな話題にも関係しているなと、頭をぐるぐる考えさせられました。
観終わってからですが、原作で復習したいと思います。