diary
おばあちゃんの味
- 2014.09.04 12:12
- eat
今年は夏休みを分けて取って、まず最初の3日間で実家に帰りました。
半年以上ぶりに帰る地元はどんどん変わる都会とは違い相変わらずの風景で、
何度帰っても懐かしくてあぁ、そうそうこの感じ。となります。
夜に着くように帰ったので家までの帰り道、真っ暗だったり
鈴虫がうるさいぐらいに鳴いていたり。
住んでいたあの頃には思いもしなかったような、
なんだかちょっぴり切ないような気持ちにさせてくれます。
私の家は昔から共働きで、夕食の半分はおばあちゃんが作ってくれていました。
おばあちゃんの作る煮物やお漬物がすごく好きで
最近気づいたのですが、一番好きな食べ物は何かと聞かれたときに
いまいちこれ!と答えられなかったのはお店では食べれない、
おばあちゃんの作る味がすきだったからだと思います。
なかでも一番好きなのが、冬瓜と鶏肉の煮物。
冬瓜は、方言なのか「かもうり」とおばあちゃんは呼びます。
鶏肉も、「かしわ」です。
作り方を教えてもらいました!
これはおばあちゃんが畑で育てた冬瓜。
大きくてびっくり(笑)
これを輪切りにして皮をむき、種をとりのぞいて一口大に切ります。
鶏肉も、一口大です。
少なめに水を入れた鍋で冬瓜を中火でコトコト煮ます。
火が通ったぐらいでこぶ茶を少々。
鶏肉も入れます。そしてお醤油を適量。
落としぶたをして、さらに味がしみ込むまで煮込みます。
これだけです。
すごくシンプルだけど、冬瓜の味と鶏肉のうまみが出て
とっっても美味しいんです!
簡単で、びっくりしました。
東京に帰ってもこれからはおばあちゃんの味が作れるなと嬉しくなりました。
おばあちゃんは料理をしながら、おじいちゃんが生前好きだった味付けや
料理のことで怒られたことなどを嬉しそうに話してくれました。
おばあちゃんの味、これからも大切にしようと思いました。