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苦悩の部屋

  • Posted by: sakai
  • 2010.03.10 18:18
  • art

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各雑誌でも紹介されていた
東京大学総合研究博物館での展示「命の認識」展
とても気になる企画だったので行ってきました

今日は東大合格発表の日だったらしく駅から赤門まで人、人、人・・・
もちろん構内もお祭りのごとく群衆が・・・
なぜこの日に被ってしまったんだろうとやや不安を覚えたが
博物館内は混雑とは程遠くゆっくり、じっくりと鑑賞できた

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この展示最大の目玉はこのアジアゾウのホルマリン漬け
死産胎子で神戸市立王子動物園から譲ってもらったそうです
2002年1月11日死産 体重135kgとかなり大きい
このくらいのサイズだと、あと一息で生を受けていたこと
は間違いないそうです。
「死の誕生」と題される被造物
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それから、これでもかとびっしり並んだ骨、骨、骨
クジラからキリン、シカ、タヌキ、カエル、フナまで
ケースには入ってなく目の前に広がる様は圧巻
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こちらはニワトリの祖先であるセキショクヤケイの剥製
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この展示の良さはやはり何と言っても展示の仕方と量
空間内には余計な解説文などの文字が排除され
ただひたすら目の前に広がる「死」とされるものと向き合う
とてもインパクトが残り、デザインされています。