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山の漫画対決!?

  • Posted by: sakai
  • 2007.04.05 22:22
  • book

先日2種類の山の漫画を買った。

神々の山嶺(かみがみのいただき)
原作:夢枕獏 作画:谷口ジロー

一人の日本人登山家の最終的には
<エベレスト南西壁無酸素単独登頂>
を果たすための苦悩な人生や
人はなぜ山に登るのか?という深い疑問だったり、
山というものの圧倒的な凄さをとても上手に
息もつかせぬ展開で描いている。全5巻なのもいい!


岳(がく)石塚真一

日本アルプスでの山岳救助をボランティアで
してる男を中心にそこで出会う人たちとの交流や
山の良さ怖さをはっきりと描いてる話。
ただいま3巻まで。

ほぼ同時進行で読んでいたんだけど
どちらもとても内容はおもしろい。

でもただおもしろいんじゃなく、
比べてみると前者は暗いというか淡々というか
笑い要素は微塵もなく、山、ただ山、ひたすら山
と本当にストイックな作品で何人もの人たちが
山で死んでいくんだけど、その怖さよりも
最終的には良さ、ロマンみたいなのが
伝わってきて登山意欲を沸かせる感じ・・

そして後者は軽いタッチで笑い要素も多々有り
ただ、話が山岳救助だから遭難した人ばかり、
しかも、冬山中心だから当然結構死んでたりする、
もちろん助かって感動!もあるけど
山の怖さがすごい伝わってきて
冬山は低山でも行きたくなくなった・・
軽いタッチだからバランスとれてるんだろうけど
内容は重めだと思う。

今年も登山に行くと思うんだけど
その時は多分どっちの内容も思い出したり
するんだろうな・・・
また今までとは違う気持ちが混じる登山に
なるのかな〜?