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マルセルデュシャンと日本美術
- 2018.10.27 17:17
- art
上野にある東京都国立博物館で開催されている展示。
" マルセルデュシャンと日本美術 "展を見に行ってきました。
デュシャン没後50年記念での展示だそうですが、100年近く前に生きた人の作品とは思えないほどユーモアにあふれていて古さを感じるどころか現代美術にも近いものを感じました。
デュシャンはノルマンディーの裕福な家庭に生まれ、兄の影響もあって小さい頃から絵を描き始めたそうです。
ですが油絵を早い段階で放棄し、既製品に少し手を加えた「レディ・メイド」と呼ばれる作品を発表しました。
さらにWekipediaによると途中から芸術活動らしいことはせず、チェスに没頭してセミプロまでいったとか(笑)
自由奔放な人だったんですね。。。
作品はものによって撮影可能だったのでその中でも代表作を。
タイトル『泉』(日本語訳が間違っているとの指摘も)
普通の男子用トイレに「リチャード・マット」と署名されています。
なんとも、独創的すぎるけどトイレの形も丸く可愛いしサインもなんだかお洒落にさえ感じます。
デュシャンの作品は独創的なものが多く、他にも面白い作品がたくさんありました!
美術館の展示空間の見せ方もとてもユニークで、奥の部屋にあったデュシャンの大きな写真はなんと次の部屋の一部から見るとこんな風に!
こんなところにもデュシャンが。
ちらり。
こういう企画ひとつひとつ違った空間の造りや演出も毎回展示を見に行く楽しみのひとつです。
あと、もう一つたのしみは音声ガイドなのですが行った時間が遅くて音声を聴きながらゆっくりしてる暇はなかったので今回は断念。。。
大きな企画展だと大体有名俳優さんとかが音声をやっていて、作品のバックグラウンドやちょっとした小話を挟んでくれるので展示の面白さが倍増します、おすすめ!
これは、ニューヨーク・ダダでのポスターです。
現代にあってもおかしくないような可愛いデザイン。。。
写真は撮れませんでしたが、デュシャン「ローズ・セラヴィ」という女性に扮して自身を撮ってアートにした作品もありました。
どれもユーモアがあってわたしの好きなテイストのものが多かったです。
ちなみに同時期に別の企画展室でやっていたこちらも個人的にとても気になりました。。。(笑)