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北斎とジャポニスム

  • Posted by: utsugi
  • 2017.10.29 20:20

 

先日、国立新美術館で開催中の『北斎とジャポニスム展』へ行って来ました!

 

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葛飾北斎。江戸時代を代表する浮世絵師。

 

前までは日本画よりも西洋画の方が興味があったのですが、ここ最近は葛飾北斎、歌川国芳など江戸の浮世絵師たちの描く何とも言えないタッチの動物たちが可愛らしくて色々見ていたところだったのでこれは行かねば!!と思い足を運びました。

 

 

会場にはひたすら同じ構図や模写したと思われる西洋の作品と北斎の作品が比較される形で展示され、モネやドガ、セザンヌ、ゴッホ、ロートレック...など上げるときりのないくらい有名な芸術家たちの作品が並び、日本人がこんなにも世界中の画家、彫刻家、装飾工芸に影響を与えたのかと思うと胸が熱くなりました。

 

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こちらはアメリカの画家メアリー・カサットの『青い肘掛椅子に座る少女』

北斎が知られる以前、幼い少女は行儀のいいポーズで描かれていたそうですが、この退屈そうなポーズは北斎漫画に出てくるリラックスした様子の彼から影響を受けているのだとか。

 

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北斎のありのままの生活の風景や大胆な構図は西洋美術界にとって衝撃だったようです。

 

 

膨大な作品数だったので最後の方はくたくたでしたがとても面白い展示でした!

是非足を運んでみてください。